人間の作り方
この一覧表の続きです。
次は、K, Na, Clと続きます。
カリウム(K)イオンは細胞内液に、ナトリウム(Na)イオンは細胞外液にあって、細胞膜の浸透圧の調整をしています。そして、その電位差をつかいイオンチャンネルという穴から伝達物質を出入りさせて細胞のエネルギー源になっています。
この電位は、脳細胞では、神経を発火させ、心臓ではペースメーカをやっています。カリウム-ナトリウムポンプの電気が、全身を操っています。
塩素(Cl)は、まずは胃液が塩酸(HCl)として、口から入ってきたものを強力に溶かします。白血球が異物に対して攻撃するものの一つが次亜塩素酸です。
体内にはカリウム、ナトリウム、カルシウムなど陽イオンのものが多すぎます。塩素イオンは、体内を弱アルカリ性に保つために、全体に広がっています。アミノ酸の一部にも塩素は結合しています。
ちなみに、人間の体内は弱アルカリ性ですが、体表面は弱酸性になっているそうです。汗とか、何か腐ったものがたくさんくっついているんでしょうか。