TanabataNikki's diary

主に技術的なことを書きます。当面は高校の化学を復習するところからはじめます。

世の中の少し不思議を探してみる

脱法ドラッグ

脱法ドラッグが事件を起こしている。行政は新名称「危険ドラッグ」を採用するそうだ。

脱法ドラッグにはいくつもの種類が存在する。薬事法で違法指定されているもので1000種類を超える。

 

  • ナチュラルドラッグ系:

マジックマッシュルームマリファナの亜種。カンナビノイドと類似した分子構造の物質を人工的に作ったもの。

f:id:TanabataNikki:20140726222602p:plain

  • フェネチルアミン系:

アンフェタミン、MDMAと同じ構造をもった化学物質。ほとんど麻薬指定されている。

f:id:TanabataNikki:20140726223345j:plainα-PVP

もはや、数えきれないくらいある。

フェネチルアミン統一命名法 - 嗜好性薬物の世界

 

今時の時代は、覚せい剤にしろお酒にしろ、車に乗る前には隠れてこっそりやるもんだが、合法と思い込んでいるものだから、どうどうと吸ってから運転する。

 

今回、ネットでちょっと調べたくらいだと多くの脱法ドラッグはすでに、違法薬物に指定されていたことだ。

 

脱法ドラッグをつくる側のビジネスモデルは、化学式をちょっとだけ変えて、どんどん新種をつくる。副作用(最悪死に至る)や、効能(恍惚感)なんかを気にせずに格安で売りまくる。結果評判がよいものを大量生産し、薬事違法指定される前に撤退する。というもの。

 

製薬会社が、何年もかけて、研究開発費を投入しているのとは大きな違いだ。